岐阜新聞の新年号特別企画「岐阜リーダーズボイス2021」に掲載されました。
https://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/kikaku/leader2021/201228-32994.html
カネ井青果株式会社
代表取締役社長 藤井雅人氏
商品の目利き力を高めて成長
-昨年を振り返ると。
新型コロナの影響で飲食店は営業を自粛する一方、スーパーマーケットは巣ごもり消費が拡大し好調でした。両者をお客さまとする弊社はその環境で業績が左右される一年となりました。しかしながら景気や社会情勢といった外部要因で一喜一憂しているようではいけません。重要なのは社員が自分の成長を実感できたかどうかなのです。-青果仲卸を本業として、青果店の運営にも力を入れていますね。
昨年7月、期間限定で運営してきたJR岐阜駅構内「アスティ岐阜店」が閉店となりましたが、お客さまの閉店を惜しむ声によって8月には同駅構内に「アクティブG店」を開店することができました。7月には豊橋駅に出店、11月には名古屋栄セントラルパークに出店して、5店舗を運営しています。培ってきた目利き力には自信があり、店頭に並ぶ野菜と果物の鮮度と味には徹底したこだわりをもっています。-他企業と新しい事業に取り組んでいますね。
昨年12月にはOKB八百屋本店と連携し「スマホdeOKB八百屋」に着手、新たなビジネスチャンスをいただきました。スマートフォンで事前注文をすれば当社が目利きした野菜と果物をOKB八百屋で受け取れます。当社の直営店でのリアル販売とECサイトの販売で「今」の消費者動向やニーズを察知することができ、産地へ発信する情報の精度を高めることで本業である青果仲卸業に生かせています。青果を通じて同業異業を問わず、さまざまな県内企業との連携を図りたいです。-今年の意気込みをお願いします。
当社は今期、創業50周年を迎えることができました。支えていただいたお客さまへの感謝の気持ちを忘れることなく、100年200年と続く企業でありたいと思っています。この一年は全グループ社員の成長によりお客さまの満足度を上げる年にしていきます。